言語聴覚士国家試験対策 要点整理07
ミニレクチャー 言語発達障害004「象徴遊びとことば」

┏きょうのポイント━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ふり遊びは1歳で。 (道具をみただけで模倣的に使用する。くし、ブラシ、鉛筆など)┃
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◆象徴遊び(ごっこ遊び)は言語発達との関わりが深いことは皆さん知っておられることでしょう。でも「いつ、どんな遊び?」となると、以外と明確でないかも知れません。
下のような第2回国試問題でも4.と5.で少し迷うのではないでしょうか。
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問題43 ことばの遅れがある1歳3か月の男児について、精神遅滞の可能性を示唆するのはどれか。
1.1歳2か月で歩き始めた。
2.発語が1、2語である。
3.色の名前がわからない。
4.ごっこ遊びをしない。
5.積木を与えてもなめてばかりいる。
解答:5

◆今回は「象徴遊び」について整理します。
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◆象徴遊びについては「マッキューン・ニコリッチの象徴遊びのレベル」が広く知られています。下のように分類しています。
(レベル)                (基準)
 1 :物の用途や意味を理解していることを動作などによって示す(物の慣用的操作)。ふり
    をすることはない。
 2 :自己に関連のある活動に限ってふり遊びをする。象徴化は子どもの身体に直接関係して
    いる。遊びを楽しんでいるようにみえ、ごっこの意識がうかがわれる。
3−A:人形や母親のような他者または行為の受け手もふりに含まれてくる。
3−B:犬、トラック、電車などのものや他者がする活動のふりをする。
4−1:一つのふりが何人かの行為の受け手、動作主に関係する(行為の連鎖のあ る象徴遊び)。
4−2:いくつかのふりが順序を追って互いに関係づけられる。
5−1:単一のふり遊びであるが計画性が出てくる(レベル5でみたて行為が出現する)。
5−2:レベル2〜5−1の遊びから構成され、遊びのなかでいくつかの計画性を組み合わせる。
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◆象徴遊びがレベル2に達すると有意味語が出現し、レベル3−Aでは語彙が著しく増加(ボキャブラリー・スパート)、レベル4は2語発話、レベル5は多語発話がみられる時期に一致するとされています。
◆「1歳でふり遊び、2歳前には人形を相手にふり遊びを始める!」と覚えておきましょう。


参考─────────────────────────────────────────
小山正 編「ことばが育つ条件」(培風館)


 

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